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グノーブル講師クロストーク

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Part.2
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08 学ぶ楽しさ、意欲。そしてその成長を見守る
眞田
塾だけでなく、ご自宅での学習方法まで仕組みが整っているんですね。
秋好
ただし、こうしたことを毎日コツコツ続けていくためには、仕組みを用意しておくだけでなく、生徒たち自身に楽しむ気持ちが必要です。
英語の場合は、英語の音を自分で声に出せるようになると楽しいという気持ちが生まれ、音読するのも苦でなくなります。それが続ける原動力になるのです。
学ぶことの楽しさという点からいえば、それまで知らなかったり、よくわからなかったりしたことを整理して体系化し、理解できるようになった時には素直にうれしいものです。さらに深く知りたいという意欲も湧いてくると思います。
音読に限らず、生徒たちにはグノーブルでの学習を通してこうした体験をご家庭でも積み重ねていってほしいと思っています。
眞田
まさにそのとおりだと思います。逆に私が心配するのは生徒たちが疑いも持たずに大量の課題をこなす処理能力や忍耐力ばかり長けていくような傾向、そしてそれを良しとするような風潮がまだまだあるということです。
中学受験の学習をひたすら先取りや反復学習で乗り越えた生徒が、その後の6年間さらに追い立てられるような学習で疲弊するようなことはあってはならないと思います。
秋好
保護者の方がそう思ってしまうことで、お子さんを結果的に追い込んでしまうような状況はたしかに見受けられます。そのような状態でご相談を受けることは少なくありません。
眞田
世の中が大きく変化する中で、いわゆる「学歴」の相対的価値は下がっていくでしょうし、合格だけを目的として次々課題をこなすようなやり方を是とする中学受験はマイナスでさえあると思います。
一方で、自分の頭を使って問題に挑んでいくことの大変さと、大変だからこそ得られる達成感、それが次への意欲と自信につながるような経験を積み重ねるという中学受験経験は、正解がない時代といわれる現代にこそ、その価値が高まっていくはずです。
秋好
たしかに、そういった意味では難関大学に合格できればそれでいいという時代ではありません。
大学受験グノーブルは進学塾なので、大学受験で活躍できる力を生徒たちが培うお手伝いが私たちの第一の仕事です。
しかし、一方で私たちのまなざしは、生徒たちの大学進学の先にも注がれていなければならないと考えます。本来、若者の持つ心の中の「火」を無味乾燥な受験勉強で消さない、難関校合格を最終目標にしないことも受験指導に携わる者の姿勢としては大切なはずです。これが教育本来のあるべき姿であり、その使命といってもいいでしょう。
このような考えのもとで生徒たちと向き合っているのが大学受験グノーブルであり、中学受験グノーブルなのだと考えます。