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グノーブル講師クロストーク

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Part.2
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03 生徒を惹きつけ続ける工夫
~小学生の場合~
秋好
小学生、特に低学年の生徒を導いていくのは、中高生とはまた別の工夫が必要なのではないですか?
眞田
例えば教材は各学年に合わせていろいろと工夫を凝らして作っています。一見無駄に思うかもしれませんが、ケーキA、ケーキBとはせず、より具体的にモンブランとかショートケーキと載せると、それだけで子どもたちの様子や教室の中の空気が変わるのがわかります。
また、グノーブルの教材には博士や子どもたちなどのキャラクターが数多く登場しますが、どこにもそんなことは書いていないにもかかわらず、生徒たちの間で性格づけされているんですね。「ケンタくんとミドリさんは賢い」とか、ゲームを題材にした問題でアオイさんが1位になったりすると「今回のアオイさんはがんばったね」とか。
些細なことですが、特に低学年の教材というのは、題材に面白さや親しみを感じてもらえるように作ることが大切だなと思います。
秋好
年齢に合わせた導き方が必要ということですね。
眞田
算数についていえば、受験に向けた本格的な学習が始まるのは新4年生の2月からなので、それ以前の学習というのは単なる先取りのように思われがちです。小学校の指導要領と比べるとたしかに進んでいる部分はあるものの、1~3年生の時は4・5年生で扱うような解法テクニックを使って教えるのではなく、その学年に適した方法で導いていくことを大切にしています。
秋好
1~3年生と4年生以上では実際どのように違うのでしょうか。
眞田
低学年の教材では、その場で考えたり、面倒でもわざと全部を書き出すような作業をする力が必要なものを多く取り入れています。こうした作業をする力は、高学年になり、入試が近づいてくる段階では養うのはなかなか難しいものです。
だからこそ、この時期に数多く触れてほしいですし、いろいろな試行錯誤を通して正解に結びついた時の楽しさをぜひ味わってほしいですね。
秋好
あくまでその時に必要な学習をしているのであって、後々楽だろうからという発想で先取りをしているのではないということですね。
眞田
そのとおりです。もちろん好奇心の旺盛なお子さんや早いうちから高度なことを理解できるお子さんもいらっしゃいます。そのためグノーブルでは、1回ごとの学習で基本的なことをしっかり習得しつつ、一方でかなり深い内容まで学ぶことができるカリキュラムになっています。
どこまで深く掘り進めるかは、その時の生徒の様子などによって変わりますが、できるだけ深い内容まで踏み込んで学んでもらいたいと思っています。
このように分野として先取っていくのでなく、一つひとつの基本をしっかりと学び、さらに深いところまで理解を進めることで、生徒一人ひとりが十分満足できる教材、カリキュラムになっています。