高橋
講師はもちろんですが、親御さんたちを含め周りの大人たちの環境作りは確かに重要なことだと思います。
テストの点数やコースの昇降などの目に見える成果だけで子どもを評価しがちですが、すぐに成果が上がらないことに対するチャレンジ精神だったり、あきらめずに取り組む粘り強さを育むことにも心を配っていきたいですね。
テストの点数やコースの昇降などの目に見える成果だけで子どもを評価しがちですが、すぐに成果が上がらないことに対するチャレンジ精神だったり、あきらめずに取り組む粘り強さを育むことにも心を配っていきたいですね。
中尾
そうですね。目に見えないところでの子どもたちの心の動きに配慮して見守っていくことが大切だということには私も同感です。白黒が簡単には付かない、ちょっとグレーな部分を包んでいく器の大きさをぜひ備えていたいものです。
高橋
グレーの状態を白か黒かで判別しようとして、それを決められない状況が耐えられず、無理に白黒を付けてしまうようでは、子どもたちの成長を阻む恐れがあることを私たちは忘れないようにしたいです。
話は変わりますが、技術の発展に伴い、情報の収集が以前よりも短時間で簡単にできるようになっているにもかかわらず、その情報を活用し、使いこなす個々人の技量は以前とあまり変わっていないのかもしれないと思うことがあります。
多くの情報の中で、選択の可能性が広がっているのにもかかわらず、むしろ選択肢が多いことに不安を感じるからなのか、分かりやすくて目立ちがちな一つの見方にすがろうとしてしまう。結果として多様であるがゆえに、逆に一様性が強まっているのではないかと思われる場面が多々あります。
多様なあり方を認めていく姿勢や、自分と異なるものがあることを許容する柔軟性こそが、成長や発展を促す第一歩につながるのだと思います。そういう意味では、時には間違えることがあることを受け入れることも大切だと思います。
話は変わりますが、技術の発展に伴い、情報の収集が以前よりも短時間で簡単にできるようになっているにもかかわらず、その情報を活用し、使いこなす個々人の技量は以前とあまり変わっていないのかもしれないと思うことがあります。
多くの情報の中で、選択の可能性が広がっているのにもかかわらず、むしろ選択肢が多いことに不安を感じるからなのか、分かりやすくて目立ちがちな一つの見方にすがろうとしてしまう。結果として多様であるがゆえに、逆に一様性が強まっているのではないかと思われる場面が多々あります。
多様なあり方を認めていく姿勢や、自分と異なるものがあることを許容する柔軟性こそが、成長や発展を促す第一歩につながるのだと思います。そういう意味では、時には間違えることがあることを受け入れることも大切だと思います。
中尾
そうですね。生徒たちの失敗を我々がきちんと受け止める姿勢が必要ですね。
高校生の授業の場だと、思春期ということもあってなかなか答えに自信が無いと発言してくれないこともあるのですが、それをどこまで発言できる状態に持っていけるか、失敗だって大歓迎という環境を作れるかどうか、講師側の力量が問われると思います。
高校生の授業の場だと、思春期ということもあってなかなか答えに自信が無いと発言してくれないこともあるのですが、それをどこまで発言できる状態に持っていけるか、失敗だって大歓迎という環境を作れるかどうか、講師側の力量が問われると思います。
高橋
周りからできないことばかりダメ出しされていると、小学生の場合ついそれを隠したり、ごまかしたりと、誤りを無かったことにしようとする消極的な姿勢を身につけるようになってしまいます。
結果だけにとらわれると、本質の部分を改善するよりも、その場をやりすごす習慣がついてしまいますが、それでは学ぶ意義が損なわれてしまいます。生徒たちが大きくたくましく成長できる環境を提供するためにも塾の授業はあるのだと思います。
結果だけにとらわれると、本質の部分を改善するよりも、その場をやりすごす習慣がついてしまいますが、それでは学ぶ意義が損なわれてしまいます。生徒たちが大きくたくましく成長できる環境を提供するためにも塾の授業はあるのだと思います。