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04 理科ができるようになるのはどういう生徒ですか?
~授業を大切にする①~
永井
保護者様から「理科ができるようになるのはどういう生徒でしょうか」というご質問をいただくことがあります。
私の経験則から言うと、授業の内容や講師の話に興味を持っている生徒です。興味を持っているから授業中のいろいろなシーンをよく覚えています。
例えば、「前に授業でこんなことをやった」とか「先生がこの間こんな話をしていた」とか、「その 時同じクラスにいたA君がこんなことを言っていた」とか「先生がこんな面白いことを言っていた」とか、そういった授業中のシーンが蘇ってくる生徒は結果として理科ができるようになっていくことが多いです。
カリキュラムや学習の仕組みはもちろん私たちが整えていますが、知識を活用できるようになるためには、授業中のそういった印象も教科の知識と結びついていることが土台にあるように思います。体系的にまとめられた板書事項だけを切り取って身につけようとしても頭には入りにくいと思います。
清水
要点だけをまとめた一方的な講義からでは、「理科ができる子」は育たないということですね。
永井
そもそも理科は〝理(ことわり)″の科目、そして〝理由″〝道理″の科目ですので、さまざまな現象の理由や原理や法則、また、論理の正しい道筋を学びます。小学生が本質的な学びを経験するためには、それを意識的にリードする講師の存在と、こうした内容が高い頻度と熱量で展開される時間や空間に生徒を置くことが大切です。このような時間や空間こそがグノーブルの理科の授業なのです。
生徒たちは理由や論理の正しい道筋に触れると目が輝きます。授業に対してより一層前のめりになり、授業内容にさらに興味を持ち、そしてその結果として授業のさまざまなシーンをよく覚えているということにつながるのだと考えています。授業の雰囲気そのものを楽しんでいることがその教科への関心につながり、講師の余談までもが生き生きとした知識の形成に役立っているのかもしれません。
清水
授業で扱う事項ばかりではなく、授業自体が印象深いものになる工夫は、たしかに大切だと思います。