中学生の数学指導
纓田先生
数学科 纓田先生

中学生の数学指導~その魅力とやりがい~

中学生の指導には大きな魅力と意義があります。

生徒たちが楽しく興味が持てるように工夫する

思い出してみてください。中学生の時に楽しく学び、好きだった教科は、その後も良い印象を持ちながら学習を続けられたと思います。逆に興味を持てず、楽しく学べなかった教科は、その後も苦労したのではないでしょうか。中学時代の学習の取り組み方や過ごし方が、その後の大学受験や大学入学後の学習姿勢に大きく影響することは間違いありません。

私たちの問題の選び方、解説の仕方一つで、生徒の教科に対する印象、興味は大きく変わります。中学時代に楽しく興味を持つことができればその後も継続して努力をすることができるのです。

纓田先生
数学科 纓田先生
正しい姿勢で学習に取り組めるように導く

例えば、中学1年生でまず初めに学習する「負の数」について、(マイナス)×(マイナス)の計算をただ単純に計算法則として(プラス)になると伝えることは簡単です。

ところが、なぜ(プラス)になるのかという理由を説明することは、その授業の準備も含めると、とても大変なことです。生徒になぜ(プラス)になるのかを考えてもらうこと、その理由を納得してもらうことは、一見遠回りで非効率な勉強のように感じるかもしれません。

しかし、理由を正しく理解し、根本を理解することができれば、それは自分の手で未知の問題に対して考え、解決する力につながります。自分で考えることがでるようになると、勉強は必ず楽しいものになっていくはずです。

生徒と自分自身の成長を実感できる

グノーブルの数学では「書く」ことにも力を入れています。自分の考えを正しく表現し、相手に正しく伝えることは、大学入試のみならず社会に出てからも必要不可欠な力です。

このため、生徒には書くことの重要性をしっかり説明し、授業や宿題で取り組んでもらっています。特に中学1,2年生の生徒には宿題ノートを提出しもらい、毎回担当講師がチェックし、コメントを書いて返却しています。

私たちは宿題チェックをしながら、生徒の理解度を把握していきます。また、これを通して生徒の成長を実感することができます。

「数式の羅列だった生徒が半年でここまでしっかり考え方書くことができるようになった!」や「計算ミスの多かった生徒がアドバイスで計算ミスがかなり減った」等、自分の指導が目に見える形で表われるので、「今度はこの単元の教え方を工夫してみよう」とか「この生徒にはどんなアドバイスをしたらよいだろうか」といったことを生徒とともに考え、それによってさらに自分自身も成長することができるのです。

このことは塾の仕事をする上での大きなやりがいにつながります。

失敗の経験を見守る

中学時代に成功体験だけでなく、失敗を経験することも成長に欠かせない大切なことだと考えます。失敗は必ずしも悪いことではありません。

成績が右肩上がりで伸び続ければ言うことはありませんが、実際はそのようなことはほぼありません。ほとんどの生徒は成功と失敗を繰り返して成長していきます。そして生徒が学力的にも、人間的にも大きく飛躍するきっかけとなるのは、多くが失敗の後なのです。「テストでクラスが下がった」、「問題が思うように解けない」・・・といった様々な壁にぶつかり、その壁を自分の力で乗り越えることで大きく成長していきます。

この時、私たち講師はあえて手を出さず温かく見守ります。生徒が自力で壁に立ち向かう勇気を与えたり、乗り越えられるような状況を作ることが大切です。

失敗は悪いことではなく、成長に必要不可欠な経験であると生徒に伝えることは、この先の生徒自身のためにも、そして社会的にも、大きな意義があると思います。

グノーブルが求める講師の人物像

大切なのは教えることに対する熱量

数学の一般的な学力が備わっていることは前提となりますが、講師としての経験の有無はあまり重要ではありません。私たちが一番重視しているのはその方の教えることに対する熱量です。

例えば、前回の授業を欠席したため困っている生徒に対して「何とかしてあげたい」と考えながら授業を進める講師と、休んでしまったのでは「分からなくても仕方がない」と思って授業を進める講師とでは、生徒への授業内容の伝わり方が大きく異なります。

以下のような姿勢で授業にのぞんでいただける方であれば大歓迎です。

・社訓である「Always Put Each Student First」の精神をもって授業していただける方
・教えてやるという上からの姿勢ではなく、生徒とともに学ぶという姿勢で授業ができる方
・生徒の成長を信じ、生徒と一緒に自分も成長するための努力をおしまない方
・生徒や他の職員の声に耳を傾けられる謙虚な姿勢を持っている方

グノーブルの職場環境、講師として働くメリット

研修について~自信をもって授業に臨むために

講師経験の有無にかかわらず、研修期間は最低でも3か月程度は必要です。

グノーブルの授業は他塾とは異なり、一方的に講義をするようなことはありません。そのため、まず多くの先生の授業を見学して、グノーブルの授業はどういったものなのか理解していただくことからスタートします。授業の進め方や机間巡視、生徒との授業内でのやり取り、授業の組み立て方など様々なことを授業見学から学んでいただきます(毎授業レポート提出あり)。授業見学は担当の教科だけでなく、他教科を含めて計10回程度行います。

その後、生徒を想定しながら模擬授業研修を行います。ここでは授業見学で学んだ授業の進め方をふまえて、声の出し方から板書、生徒とのやり取りの仕方など、授業で必要なスキルを学んでいただきます。

そして最終試験(模擬授業)をクリアーして、はじめて講師としてデビューすることになります。その後も、授業前に授業内容ミーティングを行うなど、安心して授業を担当していただけるよう配慮していきます。

先日、大学生の講師の方と話をした時に「研修をしっかり行っていただいたおかげで、自信を持って授業に臨むことができた」という声を聞くことができました。

職場環境について~相談しやすい雰囲気

グノーブルでは、常に生徒に相談・質問しやすい雰囲気を感じてもらえるようにしています。

そのため、先生同士であっても困った時に相談しやすい雰囲気があると思います。特に新人の先生には、できるだけ声をかけて不安を取り除くように努めています。こうしたことは、新入室の生徒への対応と通じるものがあるといえるでしょう。

講師の方からは「授業内容に関する質問や教え方などを気軽に相談できる雰囲気があり助かっている」といった声が挙がっています。 

講師として働くメリット~自己研鑽のために

授業の中で生徒にわかりやすく、順序立てて説明するという「プレゼンする力」が常に要求されるので、「話す力」が上達します。

また、グノーブルの授業の特質上、生徒とのやり取りが多いので、コミュニケーションの力や対応力も鍛えられます。

さらに、生徒の表情や様子を見て、理解できているかどうか、伝わっているかどうかなどを洞察する力も身につけることができます。

こうしたことは塾という職場に限らず、あらゆる局面で役に立つ能力です。グノーブルの体験を通してこうした能力を伸ばしていただき、自己研鑽につなげていただけたらと思います。